マンモグラフィ(乳房撮影)検査のご案内
検診マンモグラフィ撮影認定診療放射線技師:5名
ピンクリボンアドバイザー:3名
マンモグラフィ検査とは
- 専用のX線装置を用いて、乳腺疾患を診断します。
- 乳腺内の腫瘤や微細な石灰化を抽出することができます。
マンモグラフィ検査の流れ
1. 準備
- 更衣室にて、上半身の衣類を全て脱いでいただきます。
- 髪の長い方は、後ろで一つに束ねていただきます。必要な方にはゴムをお貸しします。
- ペースメーカー装着の方、豊胸手術を受けられた方、妊娠の可能性がある方、授乳中の方は、検査前に担当技師までお申し出ください。
2. 撮影
- アクリルの圧迫板で、乳房を片方ずつ挟みます。
- 基本的に、左右2方向ずつ計4枚の撮影を行います。
- 圧迫時に痛みを伴うことがありますが、圧迫により乳房を薄く均等に広げることで、鮮明な画像の撮影、被ばくの低減が出来ますので、ご協力をお願いします。
- 痛みの感じ方には個人差があります。
※生理前は、ホルモンの関係で乳房が張り、痛みを感じやすくなることがあります。
この時期の検査は避けていただき、生理開始2~3日目以降の受診をお勧めいたします。
マンモグラフィ装置
- 最新のデジタルマンモグラフィ装置を使用しています。
- 患者さんの不安や負担を和らげる機能性を備えたやわらかなデザインで、速やかに画像を表示できることにより短時間で検査が終了します。
- 少ないX線量で質の高い画像を撮影できます。
- 2D撮影に加え、奥行き方向のデータを収集し、薄いスライスに画像を再構成して観察できる3D撮影 (デジタル・ブレスト・トモシンセシス)が可能です。
- 乳腺の重なりを解消し、より精度の高い情報を得ることができます。
当施設は大田区乳がん検診の実施機関です
- 「乳腺専門医」が常勤しています。
- 撮影は、「検診マンモグラフィ撮影診療放射線技師」の認定を受けた女性技師が行います。
- 診断は、「検診マンモグラフィ読影医師」の認定を受けた医師が、高精細 (5M)モニターを有するマンモグラフィ専用ワークステーションを用いて行います。
- 「心臓ペースメーカを挿入している方」、「豊胸手術をしている方」、「妊娠中、授乳中の方」は検診を受けることができません。乳腺外科へご相談下さい。
- 3D撮影は対象外となります。
月に一度は自己検診を行いましょう
乳がんは、自分で発見できる数少ないがんの一つです。
自己検診はいつするの?
- 閉経前の方:生理が終わって一週間以内(乳房が軟らかい時期)
- 閉経後の方:毎月決まった日にち
自己検診はどこでするの?
入浴時に鏡の前で、若しくは、就寝前に仰向けになって行いましょう。
自己検診はどうやってするの?
1) まず、鏡の前に立ちましょう。
- 乳房の左右の大きさ、形、向きは同じですか?
- 乳房にくぼみやひきつれ、膨らみはないですか?
- 乳頭がへこんだり、ただれたりしていないですか?
2) ゆっくり触ってみましょう
- 脇の下にしこりはないですか?
- 右手で、左の乳房を①②③の順で触りましょう。しこりはないですか?
- 左手で、右の乳房を①②③の順で触りましょう。しこりはないですか?
3) 乳頭を軽くつまんでみましょう
- 乳頭から異常な分泌物は出ていませんか?
- ただれ、湿疹はありませんか?
★基本は、よくみる・丁寧に触る・軽くつまむ です。
日常生活の中で、気軽に自己検診を行う習慣を身につけましょう。
ひと月に一度、まずは今日から・・・。